LESSON 01

力・圧力・浮力の高校入試総合

単位換算を含む複合計算を順番に解こう

質量・重さ・面積・圧力・浮力・ばねの複合計算を単位つきで順に解く。

単位換算を含む複合計算を順番に解こう

このレッスンの役割

前のレッスンで、力・圧力・浮力を一つの模型へつなぎました。ここでは、質量から重さ、面積から圧力、ばねばかりの差から浮力へ、単位を保って計算します。

ゴールは、一度に式へ入れず、中間値の意味と単位を書き、次の計算へ正しく渡せることです。

知る・理解する

複合計算では計算の鎖を作ります。

  1. 質量g・kg → 地球上での重さN
  2. 縦×横 → 接触面積cm² → m²
  3. 力N ÷ 面積m² → 圧力Pa
  4. 空気中N − 水中N → 浮力N
複合計算の単位の鎖質量600グラムを重さ6ニュートンへ換算し、面積0.003平方メートルで割って2000パスカルを求め、水中値との差から浮力を求める。 600 g約6 N0.003 m²2000 Pa 各段階で量の名前と単位を確認する

途中で丸めすぎると、最後の答えがずれます。問題の指示がなければ、中間値を保ち、最後に必要な桁へ整えます。

具体例で使う

質量600 g、接触面5 cm × 6 cmの直方体を考えます。

  • 重さ:約6 N
  • 面積:30 cm² = 0.003 m²
  • 圧力:6 ÷ 0.003 = 2000 Pa

この物体が空気中で6 N、水中で4.5 Nを示すなら、浮力は6 − 4.5 = 1.5 Nです。

さらに1 Nで2 cm伸びるばねにつるした場合、空気中の6 Nでは12 cm伸び、水中の4.5 Nでは9 cm伸びると予測できます。

誤答を直して次の学びへつなげる

600 gを600 Nとして次へ渡すと、すべての計算が100倍ずれます。各矢印の上へ換算理由を書きます。

30 cm²を0.3 m²とするのも誤りです。30 ÷ 10000 = 0.003 m²です。途中結果に単位がなければ、次の式へ使える量か判断できません。

次は、入試で狙われる全長・接触面・見かけの重さなどの読み違いを修正します。

自分で確かめよう

確認1:質量800 gの重さは約何N?

約8 Nです。

確認2:40 cm²は何m²?

40 ÷ 10000 = 0.004より0.004 m²です。

確認3:空気中8 N、水中5 Nなら浮力は?

8 − 5 = 3より3 Nです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。