初見の高校入試大問を根拠つきで完答しよう
このレッスンの役割
このコースの仕上げです。初見の装置・表・グラフを含む大問を、設問分解、法則選択、単位換算、記述、検算の順で完答します。
ゴールは、答えの数値だけでなく、条件・使った法則・計算・結論を示し、別の装置でも同じ考え方を転用できることです。
知る・理解する
大問では次の順番を固定します。
- 各設問の未知量へ丸をつける。
- 必要な図・表・グラフを線で結ぶ。
- 力の対象と向きを決める。
- 単位をN・m²・Paなどへそろえる。
- 法則を言葉で選んでから計算する。
- 答えを元の現象へ戻して検算する。
記述問題は「条件→法則→結果」の順で書きます。たとえば「物体が完全に沈んだ後は沈んだ体積が一定なので、深さを変えても浮力はほぼ変わらない」とします。
具体例で使う
質量500 g、接触面積25 cm²の物体が、空気中5 N、水中3 Nを示したとします。
- 重さ:約5 N
- 面積:25 cm² = 0.0025 m²
- 床への圧力:5 ÷ 0.0025 = 2000 Pa
- 浮力:5 − 3 = 2 N
1 Nでばねが2 cm伸びるなら、水中でばねばかりが支える3 Nによる伸びは6 cmです。設問ごとに前の答えを使う場合、単位と意味を確認して次へ渡します。
誤答を直して次の学びへつなげる
記述を「浮力があるから」で終えると、条件と因果が不足します。下面が上面より深く大きな水圧を受けるため、差し引きで上向きの浮力が生じる、と根拠を書きます。
最後に、答えの符号・大きさ・単位を確認します。水中の値が空気中より大きい、面積を広げたのに圧力も大きいなど、現象と逆なら途中へ戻ります。
この完答手順は、次の電流・電圧・抵抗など、複数資料を組み合わせるエネルギー分野でもそのまま使えます。
自分で確かめよう
確認1:記述問題の基本順序は?
条件、使う法則・仕組み、そこから得られる結果の順です。
確認2:40 cm²をm²へ直すと?
40 ÷ 10000 = 0.004より0.004 m²です。
確認3:検算で見る三つの観点は?
数値の大きさ、単位、実際の現象と矛盾しないかです。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。