LESSON 01

力・圧力・浮力の高校入試総合

初見の高校入試大問を根拠つきで完答しよう

初見大問を分解し、法則選択、複合計算、記述、検算まで根拠つきで完答する。

初見の高校入試大問を根拠つきで完答しよう

このレッスンの役割

このコースの仕上げです。初見の装置・表・グラフを含む大問を、設問分解、法則選択、単位換算、記述、検算の順で完答します。

ゴールは、答えの数値だけでなく、条件・使った法則・計算・結論を示し、別の装置でも同じ考え方を転用できることです。

知る・理解する

大問では次の順番を固定します。

  1. 各設問の未知量へ丸をつける。
  2. 必要な図・表・グラフを線で結ぶ。
  3. 力の対象と向きを決める。
  4. 単位をN・m²・Paなどへそろえる。
  5. 法則を言葉で選んでから計算する。
  6. 答えを元の現象へ戻して検算する。
高校入試大問を完答する流れ未知量、資料、力図、単位、法則、検算の六段階を順に進む。 未知量資料力図単位法則検算 数値・単位・現象の三方向から答えを確認する

記述問題は「条件→法則→結果」の順で書きます。たとえば「物体が完全に沈んだ後は沈んだ体積が一定なので、深さを変えても浮力はほぼ変わらない」とします。

具体例で使う

質量500 g、接触面積25 cm²の物体が、空気中5 N、水中3 Nを示したとします。

  • 重さ:約5 N
  • 面積:25 cm² = 0.0025 m²
  • 床への圧力:5 ÷ 0.0025 = 2000 Pa
  • 浮力:5 − 3 = 2 N

1 Nでばねが2 cm伸びるなら、水中でばねばかりが支える3 Nによる伸びは6 cmです。設問ごとに前の答えを使う場合、単位と意味を確認して次へ渡します。

誤答を直して次の学びへつなげる

記述を「浮力があるから」で終えると、条件と因果が不足します。下面が上面より深く大きな水圧を受けるため、差し引きで上向きの浮力が生じる、と根拠を書きます。

最後に、答えの符号・大きさ・単位を確認します。水中の値が空気中より大きい、面積を広げたのに圧力も大きいなど、現象と逆なら途中へ戻ります。

この完答手順は、次の電流・電圧・抵抗など、複数資料を組み合わせるエネルギー分野でもそのまま使えます。

自分で確かめよう

確認1:記述問題の基本順序は?

条件、使う法則・仕組み、そこから得られる結果の順です。

確認2:40 cm²をm²へ直すと?

40 ÷ 10000 = 0.004より0.004 m²です。

確認3:検算で見る三つの観点は?

数値の大きさ、単位、実際の現象と矛盾しないかです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。