力と接触面積を分けて圧力の実験をしよう
このレッスンの役割
前のレッスンでは、同じ力でも接触面積が違うと沈み方が変わると予想しました。ここでは、原因を確かめられるように条件を分けて実験します。
ゴールは、力と面積を同時に変えず、一つだけを変えた比較を計画し、接触面積と沈み方を正しく測れることです。
知る・理解する
面積の影響を調べるなら、同じ直方体を使い、置く面だけを変えます。物体が同じなので押す力は同じです。
| 実験 | 変える条件 | そろえる条件 | 比べる結果 |
|---|---|---|---|
| 面積の影響 | 接触面積 | 物体、重さ、砂の状態、置く時間 | 沈んだ深さ |
| 力の影響 | 上に載せるおもり | 接触面積、物体、砂の状態 | 沈んだ深さ |
接触面積は、下になっている面の縦と横を測って求めます。直方体を置く前に砂やスポンジの表面を毎回同じ状態へ戻し、そっと置き、同じ時間後に沈み方を読みます。
具体例で使う
直方体の三辺が10 cm、6 cm、4 cmなら、置き方による接触面積は次の三通りです。
- 10 × 6 = 60 cm²
- 10 × 4 = 40 cm²
- 6 × 4 = 24 cm²
物体が同じなら、24 cm²の面を下にしたときに最も深く沈むと予想できます。60 cm²の面では最も浅くなるはずです。
力の影響を別に調べる場合は、置く面を固定して上におもりを加えます。面積を同時に変えると、どちらが沈み方の原因か分からなくなります。
誤答を直して次の学びへつなげる
沈み方を比べるとき、砂をならさずに次の測定をすると、前のくぼみが結果へ影響します。測定前の状態もそろえる条件です。
また、直方体の最も大きい面をいつも使うわけではありません。実際に下になり、砂と接している面を図から選びます。
次は、実験結果を「1 m²あたり何Nの力か」という圧力の考えへまとめます。
自分で確かめよう
確認1:接触面積の影響を調べるとき、押す力はどうする?
同じ物体を使って一定にします。置く面だけを変えます。
確認2:8 cm × 5 cmの面積は?
8 × 5 = 40より40 cm²です。
確認3:物体も接触面積も変えた比較から、面積の影響だけを結論できる?
できません。押す力と面積の二つが変わるためです。一方だけを変えた実験を行います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。