LESSON 01

固体の圧力

力と接触面積を分けて圧力の実験をしよう

力と接触面積を一つずつ変え、沈み方を公平に比較する圧力実験を設計する。

力と接触面積を分けて圧力の実験をしよう

このレッスンの役割

前のレッスンでは、同じ力でも接触面積が違うと沈み方が変わると予想しました。ここでは、原因を確かめられるように条件を分けて実験します。

ゴールは、力と面積を同時に変えず、一つだけを変えた比較を計画し、接触面積と沈み方を正しく測れることです。

知る・理解する

面積の影響を調べるなら、同じ直方体を使い、置く面だけを変えます。物体が同じなので押す力は同じです。

実験 変える条件 そろえる条件 比べる結果
面積の影響 接触面積 物体、重さ、砂の状態、置く時間 沈んだ深さ
力の影響 上に載せるおもり 接触面積、物体、砂の状態 沈んだ深さ
直方体の置き方で接触面積を変える実験 縦10センチメートル横6センチメートルの面と、縦6センチメートル横4センチメートルの面を下にして、同じ直方体の沈み方を比べる。 底面 10 cm × 6 cm60 cm² 底面 6 cm × 4 cm24 cm² 同じ直方体 → 押す力は同じ

接触面積は、下になっている面の縦と横を測って求めます。直方体を置く前に砂やスポンジの表面を毎回同じ状態へ戻し、そっと置き、同じ時間後に沈み方を読みます。

具体例で使う

直方体の三辺が10 cm、6 cm、4 cmなら、置き方による接触面積は次の三通りです。

  • 10 × 6 = 60 cm²
  • 10 × 4 = 40 cm²
  • 6 × 4 = 24 cm²

物体が同じなら、24 cm²の面を下にしたときに最も深く沈むと予想できます。60 cm²の面では最も浅くなるはずです。

力の影響を別に調べる場合は、置く面を固定して上におもりを加えます。面積を同時に変えると、どちらが沈み方の原因か分からなくなります。

誤答を直して次の学びへつなげる

沈み方を比べるとき、砂をならさずに次の測定をすると、前のくぼみが結果へ影響します。測定前の状態もそろえる条件です。

また、直方体の最も大きい面をいつも使うわけではありません。実際に下になり、砂と接している面を図から選びます。

次は、実験結果を「1 m²あたり何Nの力か」という圧力の考えへまとめます。

自分で確かめよう

確認1:接触面積の影響を調べるとき、押す力はどうする?

同じ物体を使って一定にします。置く面だけを変えます。

確認2:8 cm × 5 cmの面積は?

8 × 5 = 40より40 cm²です。

確認3:物体も接触面積も変えた比較から、面積の影響だけを結論できる?

できません。押す力と面積の二つが変わるためです。一方だけを変えた実験を行います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。