複合実験の条件と測定値を整理しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで大問を場面へ分けました。ここでは、実験1・2・3の各段階について、変える量・そろえる量・測る量を表へ整理します。
ゴールは、段階が変わると実験の目的も変わることを理解し、不公平な比較や装置から受ける余分な力を見抜けることです。
知る・理解する
一つの大問でも、実験ごとに変える量は異なります。
| 実験 | 変える量 | そろえる量 | 測る量 |
|---|---|---|---|
| ばね | 加える力 | 同じばね、自然長 | 伸び |
| 圧力 | 接触面積 | 押す力 | 沈み方・圧力 |
| 浮力 | 沈めた体積 | 物体、液体 | ばねばかりの値 |
物体が容器の底へ触れる、糸が斜めになる、ばねが揺れているなど、目的外の力が加わる条件も確認します。
具体例で使う
円柱を水へ沈める実験で、深さの影響を調べるなら、円柱を完全に沈めて体積をそろえ、深さだけを変えます。沈めた体積の影響を調べるなら、深さと体積を同時に変えず、一定量ずつ沈めます。
圧力の実験では、同じ直方体の置く面だけを変えます。上へおもりも加えると、力と面積の二つが変わり、面積だけの影響を結論できません。
外れた値があれば、同じ条件で再測定します。対照となる条件を入れると、変えた量による差を見分けやすくなります。
誤答を直して次の学びへつなげる
実験1で変えた量が、実験2でも同じとは限りません。各操作の目的を設問から読み直します。
物体が底へ触れた水中測定は、浮力だけでなく底からの力も受けます。装置図で接触の有無を確認します。
次は、力の矢印、固体の圧力、水圧、浮力を一つの模型へまとめます。
自分で確かめよう
確認1:接触面積の影響を調べるとき、そろえる量は?
面を押す力です。同じ物体を使い、置く面だけを変えます。
確認2:物体が容器の底へ触れると何が問題?
底からも力を受け、ばねばかりの値を浮力だけで説明できなくなります。
確認3:外れ値にはどう対応する?
削除せず、条件と装置を確認して同じ条件で再測定します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。