LESSON 01

力・圧力・浮力の高校入試総合

複合実験の条件と測定値を整理しよう

複合実験の各段階で、変える量・そろえる量・測る量と余分な力を整理する。

複合実験の条件と測定値を整理しよう

このレッスンの役割

前のレッスンで大問を場面へ分けました。ここでは、実験1・2・3の各段階について、変える量・そろえる量・測る量を表へ整理します。

ゴールは、段階が変わると実験の目的も変わることを理解し、不公平な比較や装置から受ける余分な力を見抜けることです。

知る・理解する

一つの大問でも、実験ごとに変える量は異なります。

実験 変える量 そろえる量 測る量
ばね 加える力 同じばね、自然長 伸び
圧力 接触面積 押す力 沈み方・圧力
浮力 沈めた体積 物体、液体 ばねばかりの値
複合実験を段階別の表へ整理する実験1、2、3それぞれについて変える量、そろえる量、測る量を分けて記録する。 段階変えるそろえる測る 実験1実験2実験3 同じ列でも段階ごとに内容を書き直す

物体が容器の底へ触れる、糸が斜めになる、ばねが揺れているなど、目的外の力が加わる条件も確認します。

具体例で使う

円柱を水へ沈める実験で、深さの影響を調べるなら、円柱を完全に沈めて体積をそろえ、深さだけを変えます。沈めた体積の影響を調べるなら、深さと体積を同時に変えず、一定量ずつ沈めます。

圧力の実験では、同じ直方体の置く面だけを変えます。上へおもりも加えると、力と面積の二つが変わり、面積だけの影響を結論できません。

外れた値があれば、同じ条件で再測定します。対照となる条件を入れると、変えた量による差を見分けやすくなります。

誤答を直して次の学びへつなげる

実験1で変えた量が、実験2でも同じとは限りません。各操作の目的を設問から読み直します。

物体が底へ触れた水中測定は、浮力だけでなく底からの力も受けます。装置図で接触の有無を確認します。

次は、力の矢印、固体の圧力、水圧、浮力を一つの模型へまとめます。

自分で確かめよう

確認1:接触面積の影響を調べるとき、そろえる量は?

面を押す力です。同じ物体を使い、置く面だけを変えます。

確認2:物体が容器の底へ触れると何が問題?

底からも力を受け、ばねばかりの値を浮力だけで説明できなくなります。

確認3:外れ値にはどう対応する?

削除せず、条件と装置を確認して同じ条件で再測定します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。