LESSON 01

力・圧力・浮力の高校入試総合

力の矢印・圧力・浮力を一つの模型でつなごう

力の三要素、固体圧力、水圧、浮力を対象物へ働く力として統合する。

力の矢印・圧力・浮力を一つの模型でつなごう

このレッスンの役割

前のレッスンで複合実験の条件を整理しました。ここでは、力の矢印、固体の圧力、水圧、浮力を、対象物へ働く力という一つの模型へ統合します。

ゴールは、別々の公式として覚えず、「誰が何を、どこから、どちらへ、どれだけ押すか」で説明できることです。

知る・理解する

力の図は、まず対象物を一つ決めます。作用点・向き・大きさを矢印で表し、別の物体へ働く力を同じ図へ混ぜません。

固体の圧力は、接触面を垂直に押す力を面積で分けた量です。水圧も水が面を押す単位面積あたりの力で、深いほど大きくなります。浮力は、物体上面と下面に働く水圧の差し引きで生まれます。

力・圧力・浮力のつながり力の三要素から単位面積あたりの圧力を考え、水中では上下の水圧差が浮力になる流れ。 力の三要素作用点・向き・大きさ 圧力単位面積あたりの力 浮力上下の水圧の差 対象物と力を及ぼす相手を明確にする

具体例で使う

水中の直方体を糸でつるします。対象を直方体にすると、地球から下向きの重力、水から上向きの浮力、糸から上向きの張る力が働きます。静止中なら、上向き二力の合計と重力がつり合います。

直方体を床へ置いた場面では、床を押す力と接触面積から圧力を考えます。床が物体を上向きに押す力と、物体が床を下向きに押す力は別の物体へ働くため、同じ対象の力図へ混ぜません。

誤答を直して次の学びへつなげる

圧力の矢印を物体の進む向きとして描くのは誤りです。圧力は面に垂直に働きます。

水圧と浮力を同じ量としてはいけません。水圧は各面に働く単位面積あたりの力で、浮力は物体全体で上下の力を差し引いた上向きの力です。

次は、この統合模型を使い、質量・面積・ばね・浮力をつなぐ複合計算を順番に解きます。

自分で確かめよう

確認1:力の図で最初に決めるものは?

力を考える対象物です。その物体へ誰が力を及ぼすかを特定します。

確認2:浮力と水圧は同じ?

同じではありません。浮力は物体の各面に働く水圧による力を差し引いた上向きの力です。

確認3:圧力は面に対してどの向きに働く?

面に垂直な向きに働きます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。