長い入試問題を場面と問いに分解しよう
このレッスンの役割
高校入試の力分野は、一つの大問に装置図、操作、表、グラフ、計算が並びます。このレッスンでは、解き始める前に長文を小さな場面へ分けます。
ゴールは、設問ごとに必要な資料と物理量を選び、使わない数値へ惑わされず、解く順序を決められることです。
知る・理解する
本文へ次の四つの印をつけます。
- 装置:何と何がつながっているか。
- 操作:実験者が何を変えたか。
- 結果:何を測り、どの表・グラフにしたか。
- 問い:何を、どの単位で答えるか。
力(N)、質量(g・kg)、面積(cm²・m²)、圧力(Pa)、長さ(cm)は似た数値でも別の量です。既知量と未知量には単位を添えてメモします。
具体例で使う
「質量600 gの直方体をばねばかりにつるし、水へ沈め、置く面を変えた」という問題なら、場面は三つです。
- 空気中:重さとばねばかり
- 水中:見かけの重さと浮力
- 床上:重さ・接触面積・圧力
浮力を問う設問には空気中と水中の値、床への圧力には重さと接触面積を使います。水中の深さや直方体の全表面積が書かれていても、設問によっては不要です。
誤答を直して次の学びへつなげる
本文を最後まで読んだ記憶だけで解くと、どの場面の値か混ざります。図の横へ「空気中」「水中」「床上」と書き分けます。
数字が出た順にすべて式へ入れるのも誤りです。先に未知量を決め、「何と何の関係で求めるか」を言葉にします。
次は、複数段階の実験で、各操作の変える量・そろえる量・測る量を整理します。
自分で確かめよう
確認1:長文で最初に分ける四つは?
装置、操作、結果、問いです。
確認2:すべての数値を使う必要がある?
ありません。設問が求める量と法則に必要な値だけを選びます。
確認3:圧力を問われたとき最初に確認する量は?
面を垂直に押す力Nと、実際の接触面積m²です。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。