LESSON 01

力の実験データを分析する

軸・単位・外れ値・結論の典型誤答を直そう

軸、単位、外れ値、因果、結論範囲に関するデータ分析の誤答を修正する。

軸・単位・外れ値・結論の典型誤答を直そう

このレッスンの役割

ここまでに、変数を復元し、グラフから法則を選び、未知の値を求めました。このレッスンでは、資料問題で起こる誤りを、読み取り・換算・測定・結論の四段階で診断します。

ゴールは、答えが合わないときに計算だけをやり直さず、最初にずれた段階へ戻って修正できることです。

知る・理解する

点検順序は次の通りです。

  1. 軸名、単位、一目盛りを読んだか。
  2. gとN、cm²とm²、全長と伸びを区別したか。
  3. 外れ値を残して再測定したか。
  4. 結論を測定条件と範囲へ限定したか。
データ分析の四つの点検段階軸、単位、外れ値、結論を順に点検し、最初に誤った段階へ戻る。 単位外れ値結論 後の計算より、最初の読み違いを直す

外れ値は、ほかの値から大きく離れた測定値です。都合が悪いから消すのではなく、装置・記録・条件を確認して同じ条件で再測定します。

具体例で使う

誤答A:横軸が面積なのに力として読み、圧力が力に反比例するとした。軸名へ戻り、力一定で面積が増えると圧力が減ると直します。

誤答B:200 cm²を2 m²とした。1 m² = 10000 cm²なので0.02 m²です。

誤答C:ばねのデータ「2 Nで4.1 cm」だけを4.0 cmへ書き換えた。元の値を残し、再測定して測定誤差か規則の範囲外かを判断します。

誤答を直して次の学びへつなげる

二つの量が同時に増えたから、一方が必ず他方の原因だと断定してはいけません。ほかの条件をそろえ、一つだけ変えた実験で初めて原因を検討できます。

「すべてのばねで比例する」と広げず、「このばねの測定範囲では、力と伸びが比例した」と書きます。証拠の範囲を守ることが科学的な結論です。

次は、初見の装置・表・グラフを統合し、法則選択、誤差判断、予測を一連の説明にします。

自分で確かめよう

確認1:外れ値を見つけたら最初に何をする?

記録を残し、装置・条件・目盛りを確認して同じ条件で再測定します。

確認2:300 cm²は何m²?

300 ÷ 10000 = 0.03より0.03 m²です。

確認3:相関があれば原因と断定できる?

できません。ほかの条件をそろえ、一つの条件だけを変えた比較が必要です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。