LESSON 01

天球モデルと図を読み解く

地軸の延長に天の北極・天の南極を置こう

地軸と平行な天の軸から、天の北極・天の南極・北極星付近を対応させる。

地軸の延長に天の北極・天の南極を置こう

前のレッスンでは、観測者中心の天球に地平線・天頂・方位を置きました。今回は、地球の自転軸と平行な線を観測者から通し、星の日周運動の中心となる天の北極・天の南極を決めます。

まず知る:天の軸を天球へ通す目標

地球の北極と南極を結ぶ地軸を両側へ延長すると、天球と交わる二点が天の北極・天の南極です。観測者中心の図では、地軸と平行な天の軸を観測者の位置へ移して描きます。天の北極の近くに北極星があります。

線・点 意味
地軸 地球が自転する軸
天の軸 観測者を通り、地軸と平行な線
天の北極 天の軸の北側と天球の交点
天の南極 反対側の交点

地軸と平行な天の軸と天の北極・南極観測者中心の天球に地球の地軸と平行な線を通し北側の交点を天の北極、反対を天の南極とする天の北極天の南極北極星付近観測者

理解する:具体例で北極星の高度を結ぶ

日本では天の北極が北の地平線より上にあります。その高度は観測地の緯度とほぼ等しいため、北緯35°の地点では天の北極が北の地平線から約35°の高さです。これは前に学んだ北極星高度と緯度の関係を、天球モデルで表したものです。

天の北極は天頂とは限りません。北極点では天頂付近、赤道では北の地平線付近になります。

使う:間違いを直して軸を確かめる

「天の北極は天球図の上端」は誤りです。観測地の緯度によって地平線からの高さが変わります。また北極星が地軸の上にあるのではなく、地軸を宇宙へ延ばした方向に遠く見える星です。

理解チェック1:天の北極はどう決める?地軸と平行な天の軸を観測者から通し、北側で天球と交わる点にします。
理解チェック2:北緯40°なら天の北極の高度は約何度?北の地平線から約40°です。

転用する:まとめを天の赤道と軌道へつなぐ

天の軸を置くと、星がどの点を中心に回るように見えるかが分かります。次は、天の軸に垂直な天の赤道を描き、星の日周軌道が天の赤道と平行な円になることを確かめます。

理解チェック3:天の北極と天頂は同じ点?通常は違います。観測地の緯度によって天の北極の高度が変わります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。