LESSON 01

日周・年周運動の入試総合

初見の天体総合資料を根拠の鎖で解こう

透明半球・星空写真・公転図・観測表を統合し、根拠の鎖で初見問題を解く。

初見の天体総合資料を根拠の鎖で解こう

前のレッスンでは、答案を条件・方位と視点・規則・計算・結論の順に点検しました。このコースの最後は、透明半球・星空写真・公転図・観測表を一つの根拠の鎖で結び、初見問題を解きます。

まず知る:複数資料を一つの説明へ統合する目標

  1. 設問が求める日付・時刻・方位・量を囲む。
  2. 各資料の地点・方位・日時・視点をそろえる。
  3. 観測事実とモデルを別欄にする。
  4. 日周・年周・公転図・天球から必要な技能を選ぶ。
  5. 計算は月差と時刻差を別行にする。
  6. 結論へ資料番号と根拠を付ける。
資料 取り出す根拠 つなぐ技能
透明半球 太陽の経路・南中高度 季節の太陽経路
星空写真 星の軌跡・方位・角度 日周運動と15°/時
公転図 太陽方向・反対方向 季節に見える星座
観測表 月日・時刻・位置 2時間/月と条件比較

四つの天体資料を根拠の鎖へ統合する透明半球、星空写真、公転図、観測表から必要な証拠を取り出し観測事実、モデル、計算、結論の順につなぐ透明半球星空写真公転図観測表観測事実モデル選択計算結論資料を順番に読むのではなく、設問に必要な根拠だけをつなぐ

理解する:具体例で根拠の鎖を書く

資料Aの1月22時の星空と、資料Bの3月20時の星空で同じ星座が同じ位置にあるとします。観測表から2か月後であると読み、2時間/月×2=4時間早いはずです。しかし実際は2時間だけ早いので、撮影時刻以外の条件や位置の読み違いがないか再確認します。このように資料どうしが一致するかも検証します。

使う:間違いを直し根拠の文章を確かめる

「図を見るとそうだから」ではなく、「資料Aでは同じ日に3時間で45°西へ動いた。15°/時と一致し、地球の自転による日周運動と判断できる」のように、資料の値 → 規則 → 原因 → 結論をつなげます。不要な資料を無理に使う必要はありません。

理解チェック1:総合問題で最初にすることは?設問が求める日付・時刻・方位・量を確認し、必要な資料を選びます。
理解チェック2:複数資料の値が合わないときは?地点・方位・日時・視点がそろっているか、位置や単位を読み違えていないかを戻って確認します。

転用する:まとめをコースの完成へつなぐ

このコースで、地上の観測から自転・公転モデルへ進み、角度・時刻を計算し、天球図と複数資料へ転用できるようになりました。初見問題では、設問条件から技能を選び、根拠の鎖を切らずに説明します。弱点が見つかったら、誤った行に対応する前のセクションへ戻ります。

理解チェック3:根拠の鎖を四段階で言うと?資料の観測事実、使うモデルや規則、必要な計算、設問に合う結論です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。