LESSON 01

日周・年周運動の入試総合

透明半球・星空写真・公転図の条件をそろえよう

複数資料の地点・方位・日付・時刻・視点を共通表へ整理して比較可能にする。

透明半球・星空写真・公転図の条件をそろえよう

前のレッスンでは、設問条件から使う天体技能を選びました。今回は、形式の違う複数資料を比べられるように、観測地点・方位・日付・時刻・視点を共通の表へ整理します。

まず知る:資料の条件を正規化する目標

資料 地点 方位 日付・時刻 視点
透明半球 観測地A 中心からN/E/S/W 6月22日、各時刻 地上の観測者
星空写真 観測地A 南向き 6月22日22時 地上の観測者
公転図 地球の位置P 太陽方向を基準 6月ごろ 宇宙から

三種類の天体資料を共通条件へ変換する透明半球、星空写真、公転図から地点、方位、日付、時刻、視点を抜き出し中央の共通観測条件へそろえる透明半球星空写真公転図共通条件表地点・方位・日時・視点

理解する:具体例で比較可能な資料を選ぶ

1月15日20時の南の星空写真と、2月15日20時の南の星空写真は、場所と向きが同じなら年周運動を比べられます。2枚目だけ22時なら、月差と時刻差が混ざるため、そのまま「1か月で移動した角度」とは言えません。先に日周運動分を補正します。

使う:間違いを直して視点を確かめる

地上の南向き写真の左右と、宇宙からの公転図の左右を直接対応させるのは誤りです。公転図では地球上に観測者を置き、視線を伸ばしてから地上の方位へ変換します。欠けている条件は勝手に補わず、「この資料だけでは決まらない」と判断します。

理解チェック1:複数資料で最初にそろえる五項目は?地点、方位、日付、時刻、視点です。
理解チェック2:同じ日付でも時刻が違う写真をそのまま比べてよい?よくありません。時刻差による日周運動を補正する必要があります。

転用する:まとめを原因説明へつなぐ

条件をそろえると、変化が一日によるものか、月・季節によるものかを区別できます。次は、整理した観測事実を地球の自転・公転モデルへ結び、原因から結果まで説明します。

理解チェック3:条件不足の資料ではどう答える?決定に必要な条件を示し、「この資料だけでは決まらない」と答えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。