LESSON 01

星が見える時刻を計算する

基準の日付・時刻・星の位置を一行に整理しよう

星の時刻計算で、基準の日付・時刻・位置と求める条件を一行に整理する。

基準の日付・時刻・星の位置を一行に整理しよう

前のセクションでは、公転図から季節に見える星座と、夕方・真夜中・明け方の位置を判定しました。ここからは具体的な観測時刻を計算します。最初の役割は、問題文の基準と求める条件を混ぜず、一行の記録へ整理することです。

まず知る:計算の出発点を固定する目標

「オリオン座が1月15日22時に南中した」なら、日付・時刻・位置の三つが基準です。「2か月後に同じ位置へ来る時刻」が問いなら、変わるのは日付と時刻で、位置は南中に固定します。

項目 基準 求める条件
日付 1月15日 3月15日
時刻 22時 未知
星の位置 南中 同じ南中位置

星の時刻計算で基準と問いを整理する表現基準の一月十五日二十二時南中から日付だけを三月十五日に変え同じ南中位置の時刻を求める基準1月15日・22時南中2か月後問い3月15日・?時同じ南中

理解する:具体例で固定する条件を選ぶ

「同じ位置」と書かれていない問題では、何を求めるかを確認します。同じ時刻の位置を求めるなら時刻を固定し、月ごとの約30°を使います。同じ位置になる時刻を求めるなら位置を固定し、約2時間/月を使います。似た文章でも、固定する条件が違えば式も変わります。

使う:間違いを直して基準を確かめる

「4月1日20時に南に見えた星が、6月1日の同じ時刻にどこに見えるか」という問いで、時刻を求め始めるのは間違いです。同じ時刻は20時に固定されており、求めるのは位置です。一方「同じ南の位置に来るのは何時か」なら時刻が未知です。

理解チェック1:時刻計算の基準となる三項目は?日付、時刻、星の位置です。
理解チェック2:「同じ時刻にどこ」と問われたら固定するものは?時計の時刻を固定し、星の位置を求めます。

転用する:まとめを2時間の規則へつなぐ

問題文を「基準の日付・時刻・位置」と「求める日付・時刻・位置」の二行へ写せば、未知量が見えます。次は、1か月後ほど同じ位置に約2時間早く来る理由を、30°/月と15°/時から導きます。

理解チェック3:「同じ位置に何時」と問われたら未知なのは?時計の時刻です。星の位置は基準と同じに固定します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。