LESSON 01

太陽の日周運動

太陽が東から南の空を通り西へ進む見かけの運動を整理しよう

太陽の日周運動を、東側・南の最高点・西側という方位と高度の変化で整理します。

太陽が東から南の空を通り西へ進む見かけの運動を整理しよう

前のセクションでは、透明半球に太陽の位置を記録しました。今回は、その点列を空全体の一日の動きとして言葉にします。太陽の方向が時間とともに変わって見える現象を、太陽の日周運動といいます。

まず知る:一日の方位と高さを整理する目標

時間帯 太陽が見える主な側 高度の変化
東側の空 低い位置から高くなる
南中付近 南の空 一日の中で最も高い
夕方 西側の空 低くなり地平線へ近づく

ここでいう「東から西へ」は見かけの運動です。この観測だけで、太陽が実際に地球の周りを一日で回るとは言えません。

太陽の日周運動の見かけの軌跡東側の朝の太陽が南の空で高くなり、西側の夕方へ低くなる曲線東・朝南・南中西・夕方

理解する:具体例で方位と時間を結ぶ

午前9時に南東、正午ごろに南、午後3時に南西へ見えたなら、時間順の矢印は南東→南→南西です。同時に高度は上がってから下がります。一直線に東から西へ横移動するのではなく、空に弧を描きます。

使う:間違いを直して日周運動を確かめる

「太陽は東の低い空から、真上を通って、西の低い空へ進む」は一般には誤りです。日本付近では通常、南の空で最も高くなります。方位と高度を別々に記述します。

理解チェック1:午前から南中まで高度はどうなる?高くなります。南中付近で一日の最高高度になります。
理解チェック2:日周運動は何が直接観測された言葉?地上から見た太陽の方向が一日の中で変わる、見かけの運動です。

転用する:まとめを南中の読み取りへつなぐ

一日の軌跡を方位と高さで言えれば、次に曲線の最高点を読み取れます。その位置と時刻が南中・南中時刻です。

理解チェック3:午後の太陽が南西にあれば、次はどちらへ近づく?西側の地平線へ近づき、高度は低くなります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。