LESSON 01

北の空と北極星

長時間露光の同心円の中心から北極星付近を特定しよう

北天の長時間露光写真で複数円弧の共通中心を求め、天の北極と北極星付近を特定します。

長時間露光の同心円の中心から北極星付近を特定しよう

前のセクションでは、北の空の長時間露光写真が同心円状になると学びました。今回は、複数の円弧から共通中心を見つけ、北極星付近を特定します。一本の軌跡だけで決めず、複数の証拠を重ねる読み方です。

まず知る:共通中心を見つける目標

見る順番 写真で行うこと 分かること
1 円弧を二本以上選ぶ 同心円か確かめる
2 各円弧を円として延長する 中心候補を絞る
3 中心から各円弧までを比べる 半径の違いを確認する
4 中心付近の短い軌跡を見る 天の北極・北極星付近を特定する

北天写真の同心円と共通中心半径の異なる複数の星の円弧を延長すると一つの共通中心へ集まる共通中心半径は星ごとに違う

理解する:具体例で中心と北極星を区別する

三本の円弧が同じ一点を中心にしていれば、そこは天の北極に近い方向です。北極星はその方向の非常に近くに見えるため、短時間の写真では中心付近の点のように写ります。ただし北極星と天の北極は完全には一致しません。

使う:間違いを直して中心を確かめる

「最も短い軌跡の端が中心」は誤りです。円弧の両端ではなく、その円の中心を求めます。複数円弧が同じ中心をもつか確かめ、写真の回転や切り抜きにも注意します。

理解チェック1:一本の短い円弧だけで中心を正確に決められる?難しいため、半径の異なる複数の円弧を使います。
理解チェック2:共通中心と北極星は完全に同じ点?厳密には違います。北極星は天の北極の非常に近くにあります。

転用する:まとめを実際の星座探索へつなぐ

写真では共通中心から北極星付近を探せます。次は夜空で北斗七星の二つの星を目印にし、中心付近の北極星を見つけます。

理解チェック3:北の空と判断する決め手は?複数の星が共通中心の周りに同心円状の軌跡を描くことです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。