LESSON 01

季節で変わる太陽の通り道

太陽が毎日真東から昇るという誤答を直そう

太陽経路の方位・長さ・速さに関する典型誤答を観測証拠から修正します。

太陽が毎日真東から昇るという誤答を直そう

前のレッスンで、昼の長さと日の出・日の入り方位を読みました。今回は「太陽は毎日真東から昇り真西へ沈む」などの典型誤答を、経路図と観測資料で直します。例外を丸暗記せず、どの証拠が反証するかを言えることが目標です。

まず知る:三つの誤解を区別する目標

誤解 正しい内容 確かめる証拠
毎日真東から昇る ほぼ真東は春分・秋分ごろ 地平線上の方位
夏は太陽が遅く動く 地平線上の経路が長い 同じ時刻間隔の位置
高く通れば日の出だけ早い 日の出が早く、日の入りも遅い傾向 両方の時刻

真東以外から昇る季節の太陽東の地平線上で夏至の日の出は北寄り、春分秋分は真東付近、冬至は南寄りになる夏至・北寄り春秋分・真東冬至・南寄り

理解する:具体例で誤答の最初を見つける

生徒Aは「8月の日の出も真東だ」と答えました。最初の誤りは、春分・秋分の特徴を一年中へ広げたことです。日本では夏至に近い時期ほど日の出は真東より北寄り、冬至に近い時期ほど南寄りです。8月は夏至そのものではありませんが、真東と決めつけず観測資料を確認します。

使う:間違いを直して因果を確かめる

生徒Bの「夏は太陽がゆっくりだから昼が長い」は、同時刻間隔の観測点を確認すれば直せます。太陽の見かけの進み方を約15°/時としても、夏は地平線上にある経路の角度範囲が広いため昼が長くなります。戻るべき前提は「経路と昼の長さ」のレッスンです。

理解チェック1:ほぼ真東から昇る代表日は?春分・秋分ごろです。
理解チェック2:夏の昼長を速さだけで説明できる?できません。地平線上の経路が長いことを使います。

転用する:まとめを反例の選択へつなぐ

誤答を直すときは、反対の言葉へ変えるだけでなく、方位、時刻、経路のどれが誤りを示すか選びます。次は初見の経路図で複数の証拠を統合し、季節を判定します。

理解チェック3:「冬至は日の出が遅いだけ」の不足は?日の入りも早く、地平線上の経路全体が短いことが抜けています。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。