LESSON 01

解の個数と答えの形

b²−4acの意味を確かめよう

解の公式のうち二つの枝を左右するb²−4acに注目し、平方根を作れるかどうかが実数解の個数を決めると理解する。

b²−4acの意味を確かめよう

このレッスンの役割

このレッスンは2 / 5、解の個数を決める部分を特定する段階です。三つの場合の見取り図を受け取り、b²−4ac が±の二枝をどう変えるかを理解します。中心技能は、公式の変わらない部分と枝分かれする部分を区別することです。

おすすめの学び方

公式を −b±√(b²−4ac)2a の三つに分け、中央だけを色や下線で囲みます。具体的に正・0・負を入れて結果を比べましょう。

今日の問い

なぜ −b2a ではなく、b²−4ac の符号が解の個数を決めるのでしょうか。

二つの枝を作る部分

解の公式は、

x=[−b±√(b²−4ac)]/(2a)

です。a≠0なので分母2aは0ではありません。−bは二つの枝に共通です。二つを分けるのは、

+√(b²−4ac)−√(b²−4ac)

の差です。

平方根の中 √の値 ±の結果
9 3 +3と−3は異なる
0 0 +0と−0は同じ
−4 実数では作れない 枝を作れない

このため平方根の中の数だけで、実数解の個数を判断できます。高校ではこの数を判別式と呼び、Dで表すことがあります。ここではまず意味を優先します。

よくある間違いと戻り方

b²−4acb²−4a−c と読む誤りがあります。4acは 4×a×c という一つの積です。代入時は b²−4×a×c と書きます。

自分で確かめよう

a=1、b=4、c=3ならb²−4acは?

16−12=4 です。正なので実数解は2個です。

a=1、b=2、c=5なら?

4−20=−16 です。実数解はありません。

次の「b²−4ac>0で二つの解を判断しよう」へ

次は、正の場合に二つの実数解が生まれ、答えが整数・分数・根号の形になる違いを見ます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。